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たましうむ・魂に刻まれた物語

ペルーの旅で突然前世がみえるようになり、自分の前世を紐解くうちに事務職の会社員からカメラマンになりました。魂に刻まれた物語を読み解き、前世から引き継いだ才能・能力・課題を今の人生にいかすことを探求中。

ペルーの旅(5)前世がみえるようになる

いまの自分と古代ギリシャの少年を

行ったり来たりしていた。

混乱。

どうにもこうにもならない。

 

たまらず、旅の説明会で仲良くなった子に相談した。

彼は「そんな人と出会えただなんて、うらやましいよ!」

と言った。

わたしは、いや、困り果ててるんですけれど・・・とただただ困惑。

とにかく一緒にいる機会をつくったら!?ということで

船に乗る時や食事の時、一緒に「古代ギリシャの人々」の

近くに座ってくれた。

 

でもね、「私は古代ギリシャの少年だった時の前世を思い出したんだけど

その時あなたが一緒でした。また会えて本当に本当に嬉しい!」

・・・だなんて言えっこない。

頭がおかしいと思われるに決まってる、と思っていた。

 

ペルーの旅は、あと数日を残すのみとなった。

焦る。

少年は、再会出来た喜び、魂の震えるような喜びを

どうしても伝えたい。

しかしいまのわたしは、そんなこと出来ないと強く思っている。

 

※※※※※※※※※※

みんなで市場へ行った。

集合時間だけ決めて、あとは自由行動。

買い物したり、建物を見学したり

それぞれが好きなように過ごした。

ペルーの旅がもう終わるという頃だった。

この機会を逃すと、きっともうチャンスはない。

わたしは、えいっと気合を入れて

古代ギリシャで一緒だった人と一緒に行動することにした。

 

はじめは5〜6人で歩いていた。

買い物したり、気になるところで写真を撮ったりするうち

いつしか古代ギリシャで一緒だったうちの一人とふたりきりになった。

小さな教会があり、入ってみようということになった。

南米の教会らしく、内部は色鮮やかだった。

祭壇に向かって左側、中央あたりに座った。

ドキドキが次第に大きくなる。

伝えなくては、といまのわたしが焦る。

目を閉じてゆっくり呼吸をした。

すると、隣に座っている古代ギリシャで一緒だった人が

光で真っ白になったように見えてきた。

そして、古代ギリシャの少年の感情が強く湧き上がってきて

その想いで胸がいっぱいになった。

頭がおかしいと思われる、そういった不安はあったものの

もう止めることが出来ない。

 

やっと伝えた。

とても混乱していることも伝えた。

古代ギリシャの少年は、再会出来た深い喜びを伝えることが出来た。

 

静かに話しを聞いてくれた。

すんなり受け入れてくれた。

 

嬉しいとか懐かしい、ありがとう

そういったものではなく、今までに一度も味わったことのない気持ち

「また会えた」という深いところから湧き上がってくる不思議な感情

それをただ感じていた。